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コラム

年を取ると、なんでこんなに「考えるのがめんどくさい」って思うの?

年を取ると、なんでこんなに「考えるのがめんどくさい」って思うの?

最近、「なんでもかんでも考えるのがめんどくさい…」「決めるのもしんどい…」そんなふうに感じること、ありませんか?

昔はもっとテキパキ動けたのに。

新しいことにも挑戦してたのに。

それが今では、「まあ、いつものやつでいいか」「どうでもいいや」って、思考ストップモード。

実はこれ、あなただけじゃないんです。


実は、私たち、1日に3万回以上も決めてる!

人って1日に約35,000回も意思決定をしていると言われています。

「朝ごはん何食べよう?」

「この服にしようか、こっちにしようか?」

「スマホ見る?見ない?」

こういう細か~い選択も、ぜんぶ“意思決定”。

つまり、1日中ずーっと脳はフル稼働してるってことです。

そりゃ、疲れますよね。


年齢とともに「決める」ことが重たくなる理由

では、なぜ年を取ると「考えるのがめんどくさい」「決めるのもしんどい」って感じるのか。理由はいくつかあります。

1. 脳のエネルギー効率が落ちるから

若い頃より、情報を処理するスピードや柔軟性が落ちてきます。だから「考えること」自体がエネルギーを使う作業になってしまう。

2. もう“パターン”ができているから

「私はこれでいい」「今さら変えたくない」っていう自分ルールができてるから、新しく考え直すのがめんどうに感じるんですね。

3. 体力と気力のダブル減少

身体のエネルギーも減ってくるし、「まぁいいか」って気力も下がりがち。結果、考えるのがしんどくなる。

4. 失敗したくない気持ち

年齢を重ねると、「もうあまり冒険したくない」「失敗は避けたい」っていう気持ちが強くなります。だから余計に考え込んで疲れる→決めたくない、の悪循環に。


決めることから自由になる、という選択

でも、ちょっと考えてみてください。

毎日決めることが多いから疲れるなら、「あらかじめ決めておく」「決めなくていい仕組みをつくる」って、すごくラクなんです。

たとえば…

• 毎朝の食事メニューをある程度ルーティン化する

• 健康習慣を「迷わずやる」と決めておく

• 「悩んだらこっち」と基準を作っておく

つまり、「考えない仕組み」をつくること。

これが、年齢を重ねた今こそ、実は一番の知恵かもしれません。


おわりに

「考えるのがめんどう」って、自分がダメになったわけじゃありません。

それは、これまでたくさん決断して、がんばってきた証。

だからこそ、これからは“考えないで済む工夫”を味方につけて、もっとラクに、もっと心地よく暮らしていきましょう。