「10分で効いたら、遅いですか?」生薬って、本当にじわじわしか効かないの?
「漢方薬って効くまでに時間がかかるよね」
こんなふうに思っている方、けっこう多いと思います。
確かに、体質を整えていく漢方は、毎日コツコツ続けてこそ力を発揮するものもあります。
でも、実は今の不調にスッと反応してくれる生薬も、ちゃんとあるんです。
冷えて肩が重い…そんなときに
先日、私自身がちょっと冷えてしまって、肩がずーんと重くなる感覚がありました。
「これはまずいぞ」と思い、すぐにいつもの生薬を服用。
すると——
10分くらいで、体がじんわり温まりはじめて、
「あれ?肩が楽になってるかも」と感じたんです。
効き方には“タイミング”と“飲み方”も関係ある
このときあらためて思いました。
生薬の良さって、“飲めば全部効く”というよりも、
使うタイミングや飲み方がとても大事なんですよね。
たとえばこんな工夫、してみたことありますか?
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冷えたときはできるだけ早めに飲む
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お湯で服用して、体を内側から温める
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空腹時に飲んで、生薬の働きを引き出す
こうしたちょっとしたことでも、効き方に違いが出るんです。
「あれ?」と思ったら、ちょっと立ち止まって
体のサインにすぐ気づけたときに、
その場で自分に合った生薬を選べると、こじらせずに済むことも多いです。
だから私は、「生薬=ゆっくり効くもの」というイメージだけではもったいないなと思っています。
むしろ、今の不調を素直にキャッチできたからこそ、10分で効いたともいえるかもしれません。
「なんか変だな」と感じたときに、
自分の体にちょっと優しくしてあげる。
それが、健やかに過ごす毎日のコツかもしれませんね。