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コラム

猫猫も納得?栗がないとクマも困る、生薬の知恵。

クマが街に出る理由と「くまのい」のお話

こんにちは、森田です。

今年は全国各地で、クマの出没ニュースが相次いでいますね。

原因のひとつは、栗やどんぐりの不作だそうです。

冬眠を前に、クマは体に脂肪をためるために、

せっせと木の実を食べて備えます。

でも今年はその実りが少なく、

食べ物を求めて山を下りてきてしまっているんです。

これは人にとっては困った話ですが、

クマにとっては“生きるための必死の行動”。

そう思うと、なんだか切なくなりますね。

栗ご飯を食べながら思い出す父の言葉

我が家ではこの時期、栗ご飯をよくいただきます。

そんなとき、父がいつも教えてくれることがあります。

「この栗がクマにとって大事な栄養なんだよ。

栗がないと困る、くまのいのもとのクマの胆嚢もしっかりできないんだ。」

子どものころは「へぇ〜そうなんだ」と聞き流していましたが、

今思うと、本当にその通り。

クマにとって栗やどんぐりは、

冬を越すために欠かせない“命の源”なんですね。

クマの胆(くまのい)は、胃を守る“宝物”

熊胆(ゆうたん)は、クマの胆のうから取れる貴重な生薬。

昔から「胃腸を整え、熱を下げる薬」として珍重されてきました。

実は今話題のアニメ『薬屋のひとりごと』にも登場しています。

作中でも、体の中を整える“生薬の力”が描かれていて、

あの世界観の中で熊胆が出てくると、

「おっ、さすが分かってるな」と思わずうなずいてしまいます。

「森田さんの生薬の力」でも、この熊胆を主薬に、

胃腸をやさしく整えるための生薬を組み合わせています。

食欲がないときや、胃もたれが気になるときに、

しっかりと“胃の力”を取り戻してくれる頼もしい一品です。

クマから学ぶ「備える力」

冬眠前のクマが木の実を集めて備えるように、

私たちも季節の変わり目に「体を整える準備」が大切です。

胃腸が元気であれば、

寒さにも負けず、毎日を軽やかに過ごせます。

【今日のひとこと】

クマも、私たちも、“備え”が大切。

胃腸を整えて、冬に負けない体をつくりましょう。

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