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コラム

湿度が高いと体も響かない? クラシックギターと同じ“体の湿気対策”とは

湿度が高いと体も響かない?

クラシックギターと同じ“体の湿気対策”とは

こんにちは。森田裕一です。

今日は、ちょっと変わった角度から「湿度と体調」の話をしてみたいと思います。

というのも――

この季節になると、私が気になるのが「湿度」。

じつは私、クラシックギターを弾くのですが、

ギターもこの湿度の影響をとても受けやすいんです。


楽器は湿度にとても敏感です

クラシックギターは木でできています。

湿度が高くなると、木が湿気を含んでしまい、音がにごったり、響きが鈍くなったりします。

たとえば…

  • 高音が伸びない

  • 低音がこもる

  • 弾いていても気持ちよく響かない

まるで楽器が「呼吸できていない」ような感覚です。

だから私は、乾燥剤を入れたり、部屋に除湿機をかけたり、温湿度を記録したりして、できるだけ快適な状態を保つようにしています。

それくらい、楽器は“生きている存在”なんですよね。


じつは、人の体も湿気に敏感です

ギターだけではありません。

私たちの体もまた、“湿気の影響”を大きく受けています。

夏のような高温多湿の時期には、

なんとなく不調を感じる方が増えてきます。

こんなこと、思い当たりませんか?

  • だるさが抜けない

  • 胸が重たく感じる

  • 息がしづらく、深呼吸したくなる

  • 食欲がわかず、胃が重たい

  • 外に出ただけで、どっと疲れる

もしかするとこれは、体の中に湿気がたまってしまっているサインかもしれません。


湿度が高いと“体が響かない”

人間の体の60〜70%は水分でできています。

そのため、外の湿気にも影響されやすいんです。

  • 汗が蒸発しづらく、熱がこもる

  • 血圧が下がって心臓に負担がかかる

  • 内臓がむくんで、だるさや疲れが出る

  • 気がめぐらず、やる気が出ない

こういった状態は、まるでギターの音がこもってしまうような、

“体が響かない”感覚と言えるかもしれません。


湿気に負けない体にするために

体の「響き」を取り戻すために、できることをいくつかご紹介します。

  • 空気を動かす

    扇風機や除湿機を活用して、室内の空気を循環させましょう。冷房だけでは湿気は逃げにくいことも。

  • 冷たい飲み物ばかりに頼らない

    冷えたものは内臓の動きを弱め、“湿気をためやすい体”をつくってしまいます。

  • 水分とミネラルのバランスを

    水だけでなく、塩分・カリウム・マグネシウムも意識して摂ることが大切です。

  • 無理せず、こまめに休む

    湿度の高い日は、疲れやすくなりがちです。「ちょっと休む」を習慣にしてみてください。

  • 日ごろの養生薬も味方に

    私自身、六神丸をギターのように大切にしています。外出先でもそっとポケットに。


まとめ:体も楽器も“響かせる”には手入れが大事

クラシックギターのように、

人の体も湿気に左右される“生きた楽器”です。

「なんだか最近、調子が出ないな…」

そんなときは、体が湿気に沈んでしまっているのかもしれません。

この夏、どうぞ

“ご自身の体の響き”にも耳を傾けてみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

森田裕一(森田さんの生薬の力)

 

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