悔しさが、今の仕事の原点です
正直に言うと、
わたしは全然、器用な人間じゃありません。
運動神経もない、
要領もよくない、
高校の頃にはそんなふうに言われてきました。
ギターをやっていたときもそうです。
アウフタクト(裏打ち)がどうしても取れず、
同級生に
「センスないんじゃない?」
と言われたことがあります。
かなり悔しかった。
でも同時に、
「センスがない」で終わらせたくなかったんです。
じゃあ、どうすればできるようになるのか。
感覚の問題に見えることでも、
分解すれば、必ず方法はあるはずだ。
そう考えるようになりました。
この考え方は、
その後の人生でも何度も顔を出します。
MG(マネジメントゲーム)も、その一つです。
うまくいかない。
数字が読めない。
判断が遅れる。
悔しい思いばかりしてきました。
それでも続けてきました。
気がつけば、
MGは 280期 やっています。
そして、今年も続けます。
うまくやれるから続けているのではありません。
悔しいから、やめなかった。
商売でも、同じです。
「あの人に、もう一言伝えていれば…」
「この生薬を、先に勧めていれば…」
「体のサインを、もっと強く伝えていれば…」
救えなかった人、
力になれなかった人の顔が、
今でも頭に浮かぶことがあります。
それは、忘れてはいけない悔しさだと思っています。
だから今、
目の前の人に向き合うとき、
「まあ大丈夫でしょう」とは言えない。
この人は、今どこで無理をしているのか。
どこを見落としがちなのか。
本当は、何を伝えるべきなのか。
器用じゃないからこそ、
センスがあるタイプじゃないからこそ、
一つ一つ、考え続けてきました。
わたしは、特別な才能があるわけでも、
感覚でうまくやれる人間でもありません。
ただ、
悔しかったことを、そのままにしない。
次にどう活かすかを考え続ける。
それだけで、ここまで来ました。
あのときの悔しさが、
今の仕事の原点です。


