【食べすぎた日の“秘密兵器”はこれ】
先日、大好物の鱒寿司をいただいたんですが……
これがもう、本当に美味しくて止まらない。
普段はそこまで量を食べるほうではないんですが、
「賞味期限もあるし、今日のうちに食べちゃおうかな」なんて思ったら最後。
気づけば、ついつい箸が進んでしまいました。
そしてその結果どうなったかというと――
胃が重い。
気持ち悪いというほどではないんです。
我慢できなくもない。
でも明らかに、「あ、ちょっと胃に負担をかけたな…」という感じがする。
そんなとき、私が口にするのが “熊” です。
アニメ『薬屋のひとりごと』にも登場する 熊胆(ゆうたん) ですが、
普段私たちが日常的に飲むのは、もっと手頃で扱いやすい“熊胆円”のほう。
私は飲むときに、
ゴクリと一口で飲んでしまうこともあれば、
ゆっくり舐めるように味わうこともあります。
そして必ずと言われるのがこの一言。
「苦いでしょ?」
もちろん苦味はあります。
けれど、意外に言うほど強烈ではありません。
むしろ、私なんかは時々 甘み を感じるくらい。
「嘘だ〜!」とよく言われますが(笑)
本当に、そう感じるんです。
■“苦味”は胃の味方
私の父は間もなく90歳になりますが、昔からこんなことを言っています。
「苦い食べ物は大事なんだよ」
父は、サンマのはらわたやニガウリ、ふきのとう、
そして先日Facebookにも上げた銀杏など、
自然の“ほろ苦さ”を昔から大切にしてきました。
実はこの苦味、昔から “苦味健胃薬” として知られています。
胃の働きを調整し、消化を助ける——そんな作用があるんですね。
最近は“食べやすく、口当たりがいいもの”が好まれる時代ですが、
本来、人の体にはこうした自然の味覚が必要。
「苦味」を避けすぎることが、
むしろ胃腸の弱さにつながりやすいとも言われています。
■ケミカルよりも自然の力を
幸い私は、普段から慣れていることもあって、
“熊”を飲んでもそこまで苦味を感じません。
むしろ、胃がスッと落ち着いていく感じが心地よい。
ケミカルな胃薬に頼る前に、
まずは自然のものを試してみる。
体の力を自分で整えていく。
私が大切にしているのは、まさにこれです。
■食べすぎた日の“秘密兵器”
鱒寿司でも、焼肉でも、おやつでも、
「ちょっと食べすぎちゃったな…」という日は誰にでもあります。
そんなとき、
自然の苦味を少し取り入れるだけで、
胃の働きが軽やかに戻ってきます。
食べすぎた日のお守りとして、
“熊”はとても頼りになりますよ。
「美味しく食べる日」と
「胃を整える日」。
このバランスが、長く元気でいるためのコツだと思っています。



