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コラム

富山の宝物・鱒寿司を食べながら思う「本当にいいものとは?」

富山・水橋「丸高」の鱒寿司をいただきました

先日、知り合いの方から「丸高(富山県水橋)」の鱒寿司をいただきました。

いや〜、やっぱり富山の鱒寿司はめちゃくちゃうまい!

富山には鱒寿司のお店が40軒以上あると言われていますが、実はどこも味が違って個性的。

どれも本当にレベルが高く、富山県民が「うちは〇〇派」と贔屓のお店を持っているのも納得です。

もちろん森田家にも“いつもの3店”があります。

  • 丸高

  • せきのや

  • 青山

この3つのうち、家族の誰かが「食べたい!」と言い出すと、だいたいこのどれかを買ってきます。


コンビニや駅弁とは次元が違う!?

昔、近所のスーパーで物産展をやっていて、東京でもよく見かける某有名店の鱒寿司を買ってきたことがあります。

当時小学生だった息子に食べさせたところ…

「美味しくない〜〜〜😣」

と一言。

やっぱり大量生産になると、あの“丁寧に作られた富山の鱒寿司”の良さは失われてしまうのかもしれません。

富山には、こんなに素晴らしい鱒寿司を作る店がたくさんあるのに、全国にあまり知られていないのは本当に惜しい…!


実は、鱒寿司店が抱える深刻な問題

そんな中、先日NHKラジオで鱒寿司が取り上げられていました。

なんと、富山の鱒寿司店の多くが後継者問題に悩んでいるのだそうです。

このままでは、

「10年後には半減してしまうかもしれない」

という話も。

せっかくここまで育った“富山の宝”が失われてしまうかもしれないと思うと、本当に心が痛みます。

だからこそ、もっと多くの人に知ってほしいし、食べてほしい。

そして作り手さんたちにはなんとか続けてほしい…そんな気持ちになります。


これは鱒寿司だけの話じゃない

実はこうした話、鱒寿司だけじゃありません。

私が関わっている生薬・漢方薬の世界も同じところがあります。

大企業が参入している商品もたくさんありますが、

「あれ?なんか違うな…」

と感じることも少なくありません。

規模が大きいことと、良いものを丁寧に作り続けていることは、必ずしもイコールではないんですよね。

鱒寿司を食べながら、

「本当にいいものほど、もっと知られてほしい」

と心から思いました。


富山の鱒寿司を食べたことがない方は、ぜひ一度、本場の味を。

そして、それをきっかけに“本当に良いもの”について、ちょっと考えてみるのも面白いかもしれません。

 

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