信じて学ぶ人は強くなる
先日受講したある研修でインストさんに紹介していただいた言葉です。
「有智若問 即能信解 無知疑悔 則為永失」
(知恵のある人は、尋ねればすぐに信じて理解する。無知な人は疑い悔やみ、結局は永遠に失ってしまう)
これは仏教の経典にある教えの一節です。
一見むずかしそうに聞こえますが、要するにこういうことです。
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素直に学ぶ人は理解が早く、成長もできる。
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疑ってばかりの人は、せっかくの機会を逃してしまう。
私たちの健康づくりにも、まさに同じことが言えるなあとおもいました。
疑っている間にチャンスを失う
薬屋をしていると、いろんな方から相談をいただきます。
「体が冷えて眠れないんです」
「胃がもたれて力が出ない」
そんなときに生薬や食養生の話をすると、
素直に試してみる方は、体の変化をしっかり実感されます。
一方で「本当に効くのかな…」「テレビでやっていたのとは違うし」と迷っている方は、なかなか一歩を踏み出せません。
その結果、体調がさらに悪化してしまうことも少なくないのです。
信じてやってみる勇気
もちろん、何でもかんでも信じればいいという話ではありません。
でも、自分の体を守るために「信じて試してみる勇気」を持つことは、とても大切です。
仏典の言葉は、まさに健康づくりの心構えそのものです。
知恵を持つ人は、学んだことをすぐに取り入れて実践する。
だからこそ元気でいられる。
逆に、疑い続ける人は「試さないまま」で終わってしまう。
それは、健康のチャンスを逃すことにつながります。
まとめ
「素直に信じて、やってみる」
これが、体を整えるいちばんの近道です。
生薬の力も、日々の生活習慣も、やってみなければ何も変わりません。
今日の一歩が、明日の元気につながります。
どうか疑いでチャンスを失わず、まずは試してみてくださいね。



