漢方は「養生とセット」で考えたい理由
私のところでは、
いわゆる最近のお薬も取り扱っています。
ただ、どちらかというと
自然の生薬や漢方薬をおすすめすることが多い
というのが正直なところです。
それには、はっきりとした理由があります。
生活習慣病は「すぐ治す」より「整えていく」もの
高血圧、血糖値、コレステロールなど、
いわゆる生活習慣病は、
何か一つが原因で
急に起こるものではありません。
食事、
睡眠、
生活リズム、
体の使い方。
こうした毎日の積み重ねが、
少しずつ体に影響していきます。
だから私は、
「すぐに治す」「一気に下げる」
という考え方よりも、
時間をかけて、体そのものを整えていくこと
が大切だと考えています。
生薬・漢方薬が生活習慣病に向いている理由
生薬や漢方薬は、
体の働きを無理に変えるのではなく、
本来の調子を取り戻す方向に働くものです。
そのため、
・生活を見直しながら
・体の土台を整え
・そのサポートとして使う
この流れと、とても相性がいい。
生活習慣病のように
長く付き合っていく必要がある不調ほど、
生薬・漢方薬の良さが生きてくると感じています。
「できれば自然なものを使いたい」という声
実際にご相談に来られるお客様からも、
「できればケミカルなものより、
自然のものを使いたい」
という声を聞くことが、
年々増えてきました。
もちろん、
新しい薬が悪いわけではありません。
必要な場面では、
きちんと使うことも大切です。
ただ、
「今すぐ何とかしなければいけない状態」
でなければ、
体を整える選択肢として
生薬・漢方薬を選ぶ価値は、
十分にあると思っています。
漢方は、薬だけで完結するものではない
本来の漢方は、
薬だけで成り立つものではありません。
食事、
睡眠、
生活リズム、
体の動かし方。
それらをまとめて見たうえで、
「では、今この人には
どんな漢方薬が必要か」を考える。
私はずっと、
この前提で漢方と向き合ってきました。
だからこそ、
漢方は「養生とセット」
だと思っています。
最初から全部やる必要はありません
「全部変えないといけませんか?」
と聞かれることがあります。
でも、
最初から全部やる必要はありません。
大切なのは、
いったん整理すること。
今の自分に
何が足りていて、
何が負担になっていて、
何を優先すべきか。
分からなければ、
一つずつでいい。
生薬・漢方薬は「整える作業を助ける道具」
生薬や漢方薬は、
魔法の薬ではありません。
でも、
生活や体の流れを整える中に置けば、
ちゃんと力を発揮してくれます。
何かを足す前に、
一度まとめて見直す。
そのサポートとして
生薬・漢方薬を使う。
そんな関わり方を、
これからも大切にしていきたいと思っています。


