Loading

コラム

上農・中農・下農から学ぶ健康管理の知恵

上農・中農・下農から学ぶ健康管理の知恵

置き薬の商売でいろんなお得意様のお宅でお話を伺ってきました。
そんな中でこんなお話を伺ったのを思い出しました
多分農家さんのお宅でのお話だったと思います

それは昔から「農業の格言」でした。
こんな言葉。

上農は草を見ずして草を取り、

中農は草を見て草を取り、

下農は草を見て草を取らず。

つまり、

  • 上農(優れた農夫)…雑草が見える前に、芽の段階で取り除く。=問題が起こる前に先手を打つ。

  • 中農(普通の農夫)…雑草が生えてから取り除く。=問題が起きてから対応する。

  • 下農(残念な農夫)…雑草が生えても取らない。=問題があっても放置してしまう。

これ、農業に限らず、人生や仕事、そして健康管理にもピッタリ当てはまります。


健康管理に置き換えてみると…

久しぶりにこの言葉に出会いふと気づいたんです。
健康管理だとこんなことが言えるんじゃないかなと

  • 上農タイプ

    病気になる前から生活習慣を整え、予防に力を入れる人。

    (例:バランスの良い食事・適度な運動・睡眠を意識し、生薬で体を整える)

  • 中農タイプ

    病気になってから薬を飲んで対応する人。

    (例:風邪をひいてから葛根湯を飲む)

  • 下農タイプ

    病気になってもそのままにしてしまう人。

    (例:症状があっても放置して重症化する)


生薬と「上農」の考え方

生薬の良さは、ただ「病気を治す」だけではなく、体を整えて病気を未然に防ぐ力にあります。

たとえば、

  • 胃腸が弱っている人は、早めに熊胆円で調子を整えておく

  • 冷えが気になる人は、温める生薬を取り入れて巡りを良くする

  • 疲れやすい人は、滋養強壮の生薬で体の底力を養っておく

こうしたちょっとした心がけが、まさに「草を見ずして草を取る」=予防の姿勢につながります。


まとめ

「上農・中農・下農」の格言は、

ただの農業の知恵ではなく、健康の生き方そのものを教えてくれる言葉です。

病気になってから慌てるよりも、日頃から少しずつ体を整えておくこと。

その積み重ねが、将来の大きな安心につながります。

森田さんの生薬の力では、
その「上農の考え方」を日々の暮らしに取り入れるお手伝いをしていますよ😊

PAGE TOP